IP経済圏を広げていく中で、テクノロジーの発展は、密接な関係があります。新しい技術を分かりやすく広める観点で、コンテンツIPは有用ですし、逆にコンテンツIPを長期的に楽しんでもらうためには、ファンに技術を活用した新しい体験をしてもらう必要があり、これらは互いに補完関係にあります。
例えば、ブロックチェーン技術をベースにしたWeb3領域では、その技術を生かした新しいコンテンツ(NFT)向けに、米国では「Marvel」がコンテンツを提供しています。
同様に日本発でも『キャプテン翼』や『北斗の拳』などのNFT販売事例が出てきています。キャプテン翼はヨーロッパで人気があり、プロのサッカー選手にもファンが多くいます。元FCバルセロナ/ヴィッセル神戸のイニエスタ選手などもファンであることを公言しています。
Web3領域での日本のコンテンツIP活用だけではなく、生成AIを活用したマンガ・アニメの作画や着彩など、制作現場でもすでにさまざまな実験が行われており、技術の有用性を示す点で今後多くの事例が生まれてくるでしょう。
北斗の拳、ジョジョ、刃牙――「古典作品アニメ」が令和になって連発するワケ
「アーマード・コア」10年ぶり新作が爆売れ “マニア向け”ゲームだったのに、なぜ?
IPビジネス、7割超が「契約違反トラブル」経験 追加費用1億円のケースも……?
オワコンと呼ばれた映画館ビジネスは、なぜ復活を遂げることができたのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング