年収1000万円の人はリッチ? 「お金持ちの定義」を調査

» 2023年10月16日 09時48分 公開

 消費者は「お金持ち」の定義をどのように考えているのか。全国の20〜70歳未満の男女に質問したところ、最も多かったのは「年収1000万円以上」(36.0%)であることが、コンサルティングなどを手掛けるserendipity(東京都渋谷区)の調査で分かった。

photo serendipityは、全国の20〜70歳未満の男女を対象に、「お金持ちのイメージ」について調査した(画像はイメージ)
photo お金持ちの定義は何ですか?(出所:プレスリリース、以下同)

 次いで「保有資産が1億円以上」(20.5%)、「年収3000万円以上」(17.7%)、「保有資産が5億円以上」(16.5%)、「年収1億円以上」(15.8%)と、「年収1000万円以上」以降はバラつきが目立った。

 お金持ちや資産家のイメージについて「分からない」(45.3%)と答えた人が半数近くいたものの、「良い」は28.5%、「悪い」は26.2%と、ほぼ同率となった。

photo お金持ちや資産家のイメージは良いですか?

 お金持ちや資産家に対して悪いイメージを持っている人に、どのようなイメージがあるかを聞いた。最も多かったのは「わがまま・放漫」(39.5%)、次いで「ズル賢い」(33.2%)。以下「性格が悪い」(32.2%)、「グレーなことをしている」(30.2%)、「人を蹴落とす」(29.5%)、「怪しい」(21.1%)、「何か悪いことをしている」(18.0%)など、お金持ちは悪人であるかのようなイメージを持っている人が一定数いることが分かった。

photo 金持ちや資産家にどのようなイメージがありますか?

 一方で、自身がお金持ちになりたいかという質問に対し、38.8%が「とても思う」と回答。「思う」(23.6%)と「やや思う」(22.9%)を合わせると、9割近くが今よりもお金持ちになりたいと思っていることがうかがえた。

photo 今よりもお金持ちになりたいですか?

 今回の調査は、全国の20〜70歳未満の男女を対象にインターネットで行った。調査日は9月28日、有効回答数は3000人。

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