「月15時間」削減できたエンジニアも 生成AI、GMOはどう使っている？：1カ月に「9万6000時間」削減（2/2 ページ）

[ITmedia]

AI活用促進の取り組み

　同社では、従業員のAI活用を促進すべく、さまざまな取り組みを実施している。

　4月から開始した社内公募コンテスト「AI（愛）しあおうぜ！ChatGPT業務活用コンテスト」では、賞金を総額1000万円用意し、従業員の士気を高めた。AIに関する取り組みや新サービスへつながる作品が集まっており、すでに実装されているものも多数あるという。

　他にも、AIに関する最新動向や最新ツールの理解を深めるため、専門家による「GMO AIセミナー」を月に最低2回開催。また、全社員受験必須のAIテスト「GMO AIパスポート」や、中途採用における選考でAIに関する課題を実施。AI人材の育成・採用も強化している。

　AIを活用し、新たなビジネスも開始した。AIスタートアップの支援を強化しているほか、ホスティング、EC、メディアなどの領域で、合計8件の新サービスの提供を開始（23年11月時点）。今後さらに、AIを軸においてビジネスを拡大させていく方針だ。