ミドルの転職「管理職のオファー」 油断してはならないワケQ&A 45歳からのIT転職

» 2024年02月15日 08時00分 公開
[水口幹之ITmedia]

連載:Q&A 45歳からのIT転職

近年需要が高まるIT人材。ミドル層以上の転職に関する疑問を、Q&A形式で回答します。

Q: IT企業で働く40歳です。転職活動を通じて、とあるベンチャー企業からマネジメントポストのオファーが来ました。何か注意すべきことはありますか?

写真はイメージ

管理職のオファー、油断してはならないワケ

A: どういった仕事を任されるのか、詳しく確認しましょう。

 管理職というタイトルでも部下がいない、いわば「名ばかり管理職」だったというケースもあります。原則として、会社は管理職監督者には残業代を出さなくてもよくなりますから、仕事内容は詳しく確認した方がいいでしょう。

 IT業界の場合、プロジェクトマネジメントに長けた方がその経験を生かして、ラインマネジメントを任されるケースもよくあります。また転職先での管理職が、現職での管理職とは全く違う可能性もあります。

 そのため、任される仕事が具体的にどんな仕事で、何人のメンバーを任されて、組織のミッションは何で、何をもって評価されるか。こうした詳しい内容は、内定を受諾するまでの間にきちんと確認しましょう。

話を聞いた人:丹野 俊彦

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株式会社リクルート HRエージェントDivision

ハイキャリア・グローバルコンサルティング1部 コンサルタント

銀行系証券会社で営業、人事採用担当を経験後、リクルートキャリア(現リクルート)に入社。IT・Web系人材の転職支援、企業の採用支援を中心に、面接力向上セミナーの講師や拠点長など幅広く担当。

現在はハイキャリア専門のコンサルタントの組織でチーフを務めながら、事業会社IT領域の採用支援とITコンサルタントやエンジニアの転職支援を担当している。

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