終身雇用が当たり前ではなくなりつつある今、働き手による「主体的なキャリア形成」や「成果に応じた報酬」への関心が高まっている。現在就職活動をしている2025年卒の学生は「給与体系」についてどのように考えているのだろうか。学情(東京都千代田区)が調査を実施した。
個人の成果に応じて給与が決まる給与体系に「魅力を感じる」とした人は25.7%に上った。「やや魅力を感じる」(42.6%)とした人と合わせ、7割に迫る結果に。回答した人からは「頑張る理由になる」「成果が目に見える形で、評価につながるとうれしい」「個人の成果が分かりやすい企業の方が、キャリアアップできそう」といった声が寄せられた。
年功序列型と比較して「個人の成果に応じて給与が決まる給与体系」の方が魅力的とした人は23.3%だった。「どちらかと言えば、個人の成果に応じて給与が決まる給与体系」の39.4%と合わせ、6割以上の学生が「個人の成果に応じて給与が決まる」方が魅力的とした。
回答した人からは「成果が給与に反映される方が、モチベーションが上がる」「成果にこだわる社風があり、成長できると思う」「転職が当たり前になってきているので、年功序列型の給与は魅力を感じない」といった声が見られた。
調査は8月24日〜9月6日にインターネットで実施。同社が運営するWebサイトを閲覧した2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生373人から回答を得た。
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