クレカ発行、消費者が「ポイントサービス」より重視することは?

» 2024年02月20日 08時00分 公開
[サトウナナミITmedia]

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 キャッシュレス決済などを通じてポイントを集める「ポイ活」に関心が高まっている。通信大手をはじめ、企業は高還元率などさまざまなサービスを打ち出し、しのぎを削る。

 ネットリサーチのマイボイスコム(東京都千代田区)は「クレジットカードの利用」に関する調査を実施。クレジットカードを3枚以上持っている人は5割を超えることが分かった。消費者は、どのような基準でカードを使い分けているのか。カードを選ぶ際に、どのような点を重視しているのか。

photo カードを選ぶ際に消費者はどのような点を重視しているのか(ゲッティイメージズ)

 クレジットカードの所有者は9割弱。3枚以上持っている人は52.7%で、10〜30代では各30%台だった。

photo クレジットカードの保有枚数(マイボイスコム調べ)

クレカ、消費者はどう使い分けている?

 クレジットカードの使い分けについて、回答者からは「店や曜日によってポイント還元率が高いカードをその都度変える」(男性40歳)など、ポイントを意識した回答が多く見られた。また「メインのカードで決済できない時にサブのカードを使う」(女性54歳)といった予備としての利用を想定する声も。一方で「支払い額が分からなくなるから1本化している」(男性28歳)といった意見も見られた。

photo クレジットカードの使い分け方、使い分けない理由(マイボイスコム調べ)

 保有するクレジットカードについて、最も多い回答は「楽天カード」で58.1%に上った。次に「イオンカード」(34.2%)が続き、その他「JCBカード」「PayPayカード」「セゾンカード」「三井住友VISAカード」が各20%台となった。

利用シーン「ネットショッピング支払い」超えたトップは

 クレジットカードの利用用途は「普段の買い物・サービス利用時の店頭での支払い」が最も多く81.1%。その他「ネットショッピングの支払い」(77.4%)、「生活費の支払い」(61.0%)が上位となった。一方で「オンラインサービス、ネットの有料コンテンツ、サブスクリプションサービスなどの支払い」は若年層で高い傾向となり、年代差が見られた。

photo クレジットカードの利用用途(マイボイスコム調べ)

 クレジットカードの利用場所は「ネット決済」「スーパー」が7割弱で上位に。「飲食店」「ドラッグストア」「家電量販店」が各4割強で続いた。

 その他「コンビニエンスストア」「映画館、遊園地、カラオケなどレジャー施設」は若年層、「美容院・理髪店、マッサージ店など」は女性若年層、「ETCカード」「ガソリンスタンド」「ホームセンター」「家電量販店」は男性高年代層で解答率が高い傾向となった。

クレカ選びで重視すること2位「ポイントサービス」、1位は

 クレジットカードを選定する際に重視することとして最も多い回答は「年会費が安い」で62.9%に上った。次に「ポイントサービスが充実」(56.8%)と続いた。その他「セキュリティ面が充実」「よく利用する店舗で使える」は女性高年代層、「作りやすい」は若年層で解答率が高い傾向となった。

photo クレジットカード選定時の重視点(マイボイスコム調べ)

 調査は1月1〜5日にインターネットで実施。9416人から回答を得た。

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