「白生コッペパン(カスタード&ホイップ)」は、「菓子パンでも“もっちり”した食感のものが食べたい」という声を受けて開発した。生クリームを加えた生地を低温で焼き上げることで、しっとりもちっとした食感の白いコッペパンに仕上げた。
中身には、生クリーム入りのミルク風味のカスタードクリームと生クリーム入りのミルクホイップの2種類を使用した。最初にミルクの風味を感じ、カスタードの風味が最後まで味わえるように仕上げたという。
「生コッペパン(コロッケ)」は、ボリュームがあるコロッケに負けない食べごたえがある食感を目指した。「“もっちり”を超えた“むっちり”食感です」(鈴木さん)
コロッケのじゃがいもには、北海道産きたあかりを100%使用。じゃがいもを丁寧にすりつぶすことで、なめらかな食感にした。味付けは、野菜と果物を使用したフルーティーなソースと、グレービーソースやマッシュルームを入れたビーフの旨みやコクが特徴のソースの2種類を使用している。
「生コッペパン」シリーズは、23年2月の発売直後から人気となり、累計販売食数は1億2000万食を突破した。生コッペパンは、生地に生クリームを配合。従来はパサパサしたイメージを持たれがちだったコッペパンを、しっとりした食感にした点が支持された。同社の執行役員で商品本部長の島田奈奈さんは「これまでのコッペパンに対する価値観を変えた商品です」と自信を見せた。生コッペパンの新商品は、消費者の支持を得られるか。
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