過去に小誌記事『「この小さな札は何?」 サイゼリヤの注文方法が激変! 「メニュー番号を手書き」からどう進化したのか』で紹介した通り、客はメニューの番号を入力し、目的の料理を選ぶ。電子棚札と客のスマホに頼るこの方式は、タブレット注文方式よりも低予算で導入できるメリットがある。サイゼリヤは新しい注文方式について25年8月期末までの全店導入を目標としており、今後は店内でQRコードを見かける機会が増えるだろう。
ちなみにセルフレジも本格的な展開を目指しており、24年初時点で導入店舗は10店舗超に過ぎなかったが、24年8月期末までに全店へ広げるようだ。遅ればせながらサイゼリヤもDXを本格化したことが分かる。
上記の通り、注文や支払いにおいてサイゼリヤも自動化を進めている。しかし、配膳ロボットはすかいらーくHDのように本格導入に至っていない。サイゼリヤは21年2月に千葉富士見店で、ソフトバンクロボティクスグループの配膳ロボット「Servi」を1台導入した。導入によって、ピーク時に客の入店を待たせてしまう状況を改善できたという。
その後、22年8月期末までに50店舗で導入する目標を発表していたが、方針を転換するに至ったようだ。23年4月に別誌の取材で、社長が全店展開を止めたと話している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング