本田技研工業は3月8日、新型「ACCORD(アコード)」を発売した。11代目となる同モデルは「Driven by My ACCORD 〜相棒アコードとより高みへ〜」をコンセプトとし、同社の最新の安全技術や先進装備を多数搭載した。月間の販売計画台数は200台を計画している。
パワートレーンは「2.0L 直噴アトキンソンサイクルエンジン」と、新開発の高出力モーターを採用した「2モーター内蔵電気式CVT」を搭載した。走りのテイストが選べるドライブモードスイッチも搭載し、「ECONモード」「COMFORTモード」「NORMALモード」「SPORTモード」に加え、「INDIVIDUALモード」で自分好みの設定を登録することも可能だ。
減速セレクターは、先代モデルの4段から6段へと多段化。最大減速度を大幅に高め、より自在な減速度コントロールを実現した。また新開発となる「モーションマネジメントシステム」を国内向けモデルとして初搭載した。コーナリングを支援する電子制御システム「アジャイルハンドリングアシスト」や「前荷重制御」の技術を加え、さまざまな走行シーンでドライバーの運転を支援する。
外観デザインはフルLEDを採用した薄型フロントヘッドライトと、横一文字のリアコンビネーションランプでワイドな印象を強調した。内装はブラックを基調にデザイン。触れやすい部分にソフト素材を使用し、上質感のあるコーディネートにした。インパネラインやドアラインなどにマルチカラーのLEDアンビエントランプを標準装備し、7色の中から色を設定できる仕様だ。
インターフェースは「12.3インチHonda CONNECTディスプレー」「10.2インチのデジタルグラフィックメーター」「11.5インチ相当の大型ヘッドアップディスプレー」を採用し、使いやすさと見やすさを向上した。エアコンやオーディオソース、音量、照明の色や明るさなどの設定を登録し、1つのダイヤルで操作できる「エクスペリエンスセレクション ダイヤル」を国内向けモデルとして初採用している。
また国内向けモデルとして初めて「Google」を搭載。「Google アシスタント」「Google マップ」「Google Play」を車内で利用できる。スマートフォンで使っているアプリをドライブでもシームレスに使えるようにした。
安全装備では、最新の全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360(ホンダ センシング サンロクマル)」を国内向けモデルとして初搭載している。約100度の有効水平画角を持つフロントセンサーカメラと、フロントと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを装備し、360度センシングを実現した。メーカー希望小売価格は544万9400円。
アコードは1976年に初代を発売。同社の世界戦略車であり、海外での人気が高い。
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