同じようなスタイルの有料座席サービスとして、既に京阪電気鉄道が導入している座席指定特別車両「PREMIUM CAR(プレミアムカー)」がある。
こちらは、快速特急「洛楽」といった特急系最上位種別から、快速急行まで連結しているものだ。出町柳発、淀屋橋方面行きの朝7時台は3本と少ないものの、多くの時間帯で4〜6本の高頻度で運行している。
座席は2列+1列、プライバシーにも配慮した座席、テーブルやコンセントも装備し、アテンダントも乗務、無料Wi-Fiも完備。料金は距離により400〜500円となっている。
本サービスは大阪から京都という、遠くもなく近くもない距離で着席サービスを提供することで、利用者から高評価を得ている。
関西圏の私鉄では、各駅停車や下のほうの種別の列車はロングシート、無料でも特急などの上級種別は転換クロスシートと、車両が使い分けられている。もちろん、近鉄などの有料特急はリクライニングシートだ。ただ近鉄の場合、比較的長距離の列車が特急となるため、むしろJRに似ていると考えたほうがいい。
無料の転換クロスシートが当たり前の環境で、さらに近距離でもゆったりと座れるリクライニングシートの車両を設ける。これが近年の「関西の流行り」と言っていいだろう。
次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた?
ドラえもんがつくった地下鉄は公共交通か? ローカル線問題を考える
2025年の大阪・関西万博で、鉄道の路線図はどうなるのか
不人気部屋が人気部屋に! なぜ「トレインビュー」は広がったのか
東京メトロ「有楽町線」「南北線」の延伸で、どうなる?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング