5足以上買う“コアファン”も スニーカーのような革靴「テクシーリュクス」に起きた、コロナ後の変化(3/3 ページ)

» 2024年04月09日 05時00分 公開
[昆清徳ITmedia]
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より重視される機能性

 23年5月にコロナが5類に移行したが、その後の動向はどうなっているのか。鈴木氏によると、出社する機会が増えたことも影響し、売り上げは19年並みの水準に戻ってきているという。売れ方の変化としては、7000円程度の低価格モデルではなく、9900円の商品が伸びるようになった。利益率でみると、19年の実績を超えている状況だ。機能性を評価する消費者が、少し高いモデルでも購入するようになっていったようだ。鈴木氏は「当社のお客さま問い合わせ窓口にも『この品番とこの品番は何が違うのか?』という問い合わせが増えている。お客さまもよく調べて購入するようになっているようだ」と説明する。

 テクシーリュクスのブランドが誕生してから15年が経過した。発売当時、30〜40代だった人が愛用し続けてくれた結果、親子で購入するシーンも見られるようになっているという。今後は、20〜30代へのアプローチも強化したい考えだ。

ビジカジタイプのテクシーリュクス
ビジカジタイプのテクシーリュクス
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通販限定のエントリーモデル
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