東急東横線には、中目黒駅のほかにも祐天寺駅、学芸大学駅、都立大学駅、自由が丘駅があり、生活水準が比較的高い層の人々が暮らしているエリアだ。なお、学芸大学駅の近くには東京学芸大学附属高校がある。
都立大学駅の近くには以前、東京都立大学があったものの移転した。自由が丘駅周辺は人気の住宅地で、この辺りに暮らしているとうらやましがられる地域である。自由が丘駅では東急大井町線に乗り換えができ、区内にはほかに緑が丘駅がある。ただし、両駅間ではいったん世田谷区内に入る。
しかし区内でこれらの路線とは直接接続しない、言いかえるといったん区の外に出ないと着かない東急線の駅がある。先述の東急目黒線洗足駅である。しかも、この駅の都心寄りにある西小山駅は、品川区と目黒区の接点のような場所にある駅だ。
目黒区の鉄道網は、区内の回遊性というよりも、区民が都心に向かう際に便利なようにつくられていると考えるのが妥当だろう。
そんな中で、目黒区の外にある目黒駅の存在意義とは何だろうか。
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