就職情報の提供を行うマイナビ(東京都千代田区)は、現在アルバイト就業中もしくはアルバイト就業を希望する40〜70代を対象に、「ミドルシニア/シニア層のアルバイト調査(2024年)」を行った。ミドルシニア層(40〜50代)とシニア層(60〜70代)に、いまの生活に経済的なゆとりがあるかどうか尋ねると「ない」(58.6%)と答えたのは半数を超えた。
属性別でみると、ミドルシニア層は66.2%、シニア層では48.2%となった。全体の平均年収額は106万1000円で、理想の年収額130万2000円より24万1000円程度低い結果となった。
定年退職前との年収を比較した。シニア層のうち、定年退職前と比較し年収が半分以下に減少したと答えた割合は60.4%だった。年収が減ったと答えた人は89.1%となり、約9割が定年退職前と比較し年収が下がっていることが分かった。
定年制は不必要(廃止するべき)かどうかも聞いた。60歳以上の定年退職者で、「廃止するべきと思う」と答えた人は53.1%(「そう思う」15.8%、「どちらかと言えばそう思う」37.3%)と半数以上だった。同社は「ジョブ型雇用など働き方も変わる中で、定年の仕組みや働き方・待遇について見直しを求められていることがうかがえる結果となった」とコメントしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング