部下が突然「休職・離職」──なぜ? 困った中間管理職は約6割(1/2 ページ)

» 2024年05月29日 07時00分 公開
[サトウナナミITmedia]

 「部下が突然、休職または離職して困った経験がある」という中間管理職は約6割に上った──。そのような結果がメドピア(東京都中央区)の連結子会社であるMediplat(東京都中央区)による調査で明らかとなった。部下が休職・離職する原因とは。

photo 休職・離職に関する意識調査(写真AC)

部下の休職・離職はなぜ起きた?

 部下が突然休職または離職して困った経験が「何度もある」とした人は16.8%、「数回程度ある」とした人は23.8%、「一度だけある」とした人は16.8%となり、合わせて約6割が「困った経験がある」という結果となった。

photo 部下が突然休職または離職して困った経験(Mediplat調べ)

 休職または離職する主な原因・きっかけについては、「メンタル面での不調」が69.0%、「身体面での不調」が39.7%となり、心身への不調がきっかけで休職・離職をする人が多いと分かった。

 その他、「上司のパワハラによるうつ病」(37歳)、「繁忙期の注文殺到に追われてパンクしてしまった」(42歳)といった回答が寄せられた。

photo 部下が休職または離職する主な原因・きっかけ(Mediplat調べ)

 中間管理職で、休職または離職を考えたことが「何度もある」とした人は14.8%、「数回程度ある」とした人は26.7%、「一度だけある」とした人は11.9%となり、半数以上が「休職または離職を考えた経験がある」ことが分かった。

photo 中間管理職で、休職または離職を考えた経験がある人(Mediplat調べ)

 休職・離職を考えた原因・きっかけについては「メンタル面での不調」が最も多く44.4%。以降は「労働時間などの労働条件がよくない」(29.6%)、「人事評価への不満」(27.8%)と続いた。

photo 中間管理職で休職・離職を考えた、その原因・きっかけ(Mediplat調べ)
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