サンコー (東京都千代田区)が4月8日に発売した「ひんやり水流快眠マット2」(1万9800円)が人気を集めている。
昨年5月の販売では気温の上昇とともに、瞬く間に1700個が完売した。今年はさらに消費者の認知も広がり、すでに1200個(6月5日時点)が売れている。サンコーの広報部のえき(土へんに谷)晋介さんは「これから暑い夏にかけて売れ行きが増していくのではないか」と期待を寄せている。
「ひんやり水流快眠マット2」は、水を循環させて冷やす水冷式の冷感マットだ。使い方は、ベッドや布団の上にセットし、水冷機とマットを接続するだけ。水冷機に水を入れて電源をオンにすると、マットに水が流れる仕組みだ。
体の熱を奪った水は水冷機に戻る→フィルターとファンで水を冷やしてマットに水を送る。これを繰り返すため、常に冷たい状態を維持できるという。
マットは幅70×長さ160(センチ)で、ベロア素材(毛羽を持つ滑らかな生地)を採用。重さは約1.2キロ、使わない時は折りたたむことができる。水冷機は幅16×奥行16×高さ28(センチ)で、重さは約850グラム。水の最大容量は2リットルとなっている。
電源はUSB給電式を採用し、アウトドアでの使用も可能にした。また、消費電力は6ワットで1時間当たりの電気代も0.18円(31円/キロワットアワーで計算)となっており、「電気代が高騰するなか、手軽に節約できることも人気のポイントではないか」と、えきさんは解説する。
ファンの強さは3段階での調整を可能とし、USBタイマースイッチを付属。設定時間になると、自動で電源が切れる。
冷感マットをうたう製品は市場に多く出回っているが、使っているとどうしても“ぬるく”なってしまうことに悩みをもつユーザーも多い。本製品の特徴は「水を循環させ、熱を奪った水が冷やされて戻り、常に冷たい状態を維持できる」こと。同社によると、購入者から「ファンの力だけでここまで冷えるのか」という驚きの声も寄せられているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング