皮だけ弁当が大きく注目されたことを受け、ドンキでは7月にフライドチキンの皮だけが入ったおつまみを投入する。ビールに合う商品として訴求する考えだ。担当者によると、「フライドチキンの皮が好き」という消費者のニーズが顕在化したことを受け、発売を決めたという。
2023年10月に開催された偏愛めしの発表会で、弁当・総菜部門の開発責任者は「今更クオリティーや価格だけで勝負しても競合に埋没してしまう」と語った。背景には、差別化の方法を工夫しないと消費者に支持されないという危機感がある。そこで、万人受けを狙うのではなく、好きな人に圧倒的に支持される商品を出していくことになった。
こうしたコンセプトを実現する現場の担当者は、尖った商品を開発するゆえの不安を感じながら、試行錯誤を続けている。
誕生してまだ1年も経過していないドンキの偏愛めしシリーズは今後どのように進化していくのか。
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