ドン・キホーテは、大風量が特徴の夏物家電「猛暑フッ飛ぶ ド風量シリーズ」を発売した。昨年も2億円を売り上げるなど好調だったが、今年は6種7商品にラインアップを拡充し、さらなる売り上げ拡大を見込む。商品開発を担当したPB商品開発部の今井潤さんは「天候にも左右されるが、前年比2倍の売り上げを目指したい」と、期待を寄せている。
本シリーズは、商品名のとおり「風の強さ」にこだわっている。昨年、風量が強めの商品を単体アイテムで販売したところ、予想を超える売れ行きがあり、今回から正式にシリーズ化した。リニューアルを含む計6種7商品を用意し、さまざまなシーンに合わせて選べるラインアップとした。
昨年、想定以上の反響があったことについて、今井さんは「夏物家電市場は、似た商品が多いため何を選べばいいか分からないという声が多かった。とにかく『風が強い』という、分かりやすい表現が響いたのではないか」と分析する。
サーキュレーターは、リニューアルした「AC ターボサーキュレーター」(7678円)と、新発売の「DC ターボサーキュレーター」(9878円)の2商品を用意する。昨年モデルから羽の直径を2センチ長くしたほか、対応畳数も最高44畳(3LDK程度)をカバーできる仕様とした。「44畳まで対応可能としたことで、安心感や風量の強さをより感じられる設計にした」(今井さん)
DC ターボサーキュレーターは上位モデルだ。細かな風量調整(AC4段階、DC12段階)が可能で、静音性も高く省エネタイプとなっている。
「冷却プレートハンディファン」(4378円)は、昨年好評だった直接肌に当てられる冷却プレートに加えて、「ドンキ史上最高クラス」という100段階の風量調整機能を装備したほか、台座を付けることでデスクでも使用できる設計とした。プレートは「ペルチェ」(冷却と加熱を制御する電子部品)という方式を採用しており、スイッチを入れると冷たくなる。
風量については「10から20で十分涼しさを感じられる」というが、あえて100段階まで設定を広げた。このことについて、今井さんは「学生や若い世代に飲み会などで使われるシーンを想定した」と語る。
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