Adobe Expressでクリエイティブを制作しやすくなったことで、少しずつ成果も出ている。ウエインズトヨタ神奈川としてスタートを切って間もない2023年3月と、同11月で消費者を対象に実施したイメージ調査の結果を見ると、わずか半年ほどの間に、旧社名ではない「ウエインズ」としての認知度が高まっているという。
今後について、宮石さんは次のように話す。
「『ディーラーらしいね』ではなく『ディーラーなのに』『ディーラーのくせに』といわれたいと考えています。そのために、常に意識しているのは『ウエインズらしさ』であり、ニュースバリューです。
単に自動車の展示を紹介するのでは、他のディーラーと代わり映えしませんし、これまで紙でもやってきたことと同じです。そうではなく、当社のコンセプトでもある『新しいうれしい!をつくる』を軸にしたコンテンツを発信することで、若年層との接点を作っていければと思います」
商品そのものではなく、会社の知られざる取り組みなどをコンテンツに発信していく活動で成果を出しているウエインズトヨタ神奈川。自動車業界のみならず、どの業界もこれから逃れることのできない「より減少していく若年層をいかに惹きつけるか」という課題に地道に向き合う姿が見られた。
※記事内の組織名や役職は取材時(2024年3月時点)のものです。
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