家電メーカー「ライソン」(大阪府東大阪市)が5月28日に発売した缶飲料用急速冷却器「至高の缶クーラー"KINKIN COLD"」(以下、KINKIN COLD、参考小売価格3300円)が、猛暑を背景に想定を大きく上回る売れ行きを見せている。製品の特徴と人気の背景について、同社広報担当の三上紅美子さんに話を聞いた。
本製品は、缶飲料を3分で1.5度、5分でマイナス1度まで冷却できる。350ミリリットル以下サイズの缶であれば、ビールのほかハイボール、チューハイ、ソフトドリンクの冷却にも使用でき、炭酸も吹きこぼれない。屋外でも使用できるよう、電池式を採用している点も特徴だ。
冷蔵庫に大量のビールを入れられない人や、飲食店のようなキンキンに冷えたビールを自宅で楽しみたい人を主なターゲットとした。利用シーンも多岐にわたり、自宅での晩酌はもちろん、バーベキューやキャンプなどのアウトドア、人が集まる場面での使用も想定している。
ここ数年の猛暑と「氷点下の飲み物」への需要が開発の発端となった。「近年、氷点下ビールやフローズン系飲料が人気であることから、家庭用に氷点下飲料冷却器のニーズがあるのではないかと考えた」
しかし、自宅で氷点下の飲み物をつくることは意外に難しい。冷蔵庫では氷点下まで冷えないうえ、冷凍庫を使用しても早く冷えるわけではなく、うっかり凍らせてしまうこともある。KINKIN COLDは、これらの課題を解決し、手軽に氷点下の飲み物をすぐにつくれる点がアピールポイントだ。
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