日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
ローソンは8月6日、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県のナチュラルローソン店舗で、大豆ミートで焼肉を再現した「焼肉風弁当」(税込599円)を発売した。ナチュラルローソンでは、2017年に大豆ミートを使用したオリジナル商品を発売。以降、動物性原材料を植物性原材料に置き換えた、プラントベースフード商品を40品以上展開している。
焼肉風弁当では、肉の食感と見た目を大豆ミートで再現した。おろしりんごとみそ、コチュジャンなどでピリ辛に仕立てたタレを合わせた。その他、白いんげんや人参から作ったプラントベース卵を使用した炒め物や、ココナッツオイルで再現したシュレッドチーズをトッピングしたかぼちゃの煮物のおかずを副菜として採用した。
TPCマーケティングリサーチの調査によると、日本のプラントベースフードの市場規模は増加傾向にある。2022年には前年比6.6%の1234億円となり、この10年間で約2.2倍に拡大した。
ナチュラルローソンで今年4月に発売した肉を使わない「生姜焼き風弁当」(599円)は、40〜50代の利用客から支持を集めたという。プラントベース市場の拡大を追い風に、人気商品へと成長できるか。
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