酷暑が続く中、暑さ対策グッズの対象はペットにも及んでいる。犬などのペットの使用を想定した「ペットパラダイス・ペットカートクーラー」(1万4300円、以下ペットカートクーラー)が好調だ。同商品はオンワードホールディングスのグループ会社、クリエイティブヨーコ(長野市)が販売しており、同社発表によると「予想を上回る販売数」だという。
猛暑日は年々増加しており、ペットにとって暑さは大きな負担で、体調不良を起こすリスクが高まっている。とりわけ都市部でのヒートアイランド現象やアスファルトからの照り返しを避けるため、同社は犬を伴う移動にはペット用カートの使用を推奨している。しかし高温下ではペットカート内にも熱がこもる可能性があるとして、同社はペットカートクーラーを開発した。
同製品はペット用カートに取り付けることで、通気穴のあるマットにファンで空気を送り込み、熱を逃がす仕組み。マットは、ファンに近い部分の通気穴を小さく、遠い部分を大きくする「グラデーションエアホール」構造を採用することで、全体に風が通り抜ける仕様とした。
ファンは3段階に風量調節が可能で、市販の保冷剤をファンボックスのポケットに入れることで、冷たい風を送ることができる。長時間のドライブやアウトドアでの使用を想定し、モバイルバッテリーに対応させている。
同社でマーケティングを担当する黒岩文明氏によると、ペットカートクーラーの開発に当たっては「人間のベビーカーに装着する商品」をヒントにしたという。
インバウンド殺到の渋谷ドンキ 「月に1億円」売れるお菓子とは?
“インバウン丼”と呼ばないで――1杯1万円超の海鮮丼が話題の豊洲「千客万来」、運営企業が漏らした本音
「オーバーツーリズムは“悪化”している」 星野リゾート社長が感じた危機感
セルフレジで客が減る? 欧米で「セルフレジ撤去」の動き、日本はどう捉えるべきか
ニコニコ障害で「仮」サイト好評 往年ネット民が“失って気付く”価値Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング