フレームの太さが決まれば一件落着……というわけではなく、開発チームは「重さ」にも着目した。フレームが太くなると、メガネはどうしても重くなる。また、近視の矯正用レンズは、度数が強くなるほどレンズの厚みが増すので、ちょっと下を向いただけでメガネがズレてしまう。
この課題に対して、開発メンバーは軽量樹脂素材を使用するだけでなく、リム(メガネのレンズを囲むところ)の裏面の内側を薄くすることでレンズの厚みを目立ちにくくし、フレームを軽量化。テンプルは頭を抱え込むように角度を調整することで、フィット感を高めたという。
最後に残った課題は「レンズの厚み」である。厚みを目立たなくするために、どうしたのか。レンズの幅を小さくするだけでなく、ヨロイ側(前枠からテンプルをつなげている部分)のリムに厚みを持たせることで、横から見たときにレンズの分厚さを目立たなくしたのだ。
それでも「もっと薄くしたい」という人には、「JINS極薄レンズ」(1万1000円)を提案しているという。「目が小さくならないメガネ」と「極薄レンズ」の相性はよく、他のメガネと比べて、1.5倍ほど薄いレンズを希望する人がいるようだ。
JINSが「目が小さくならないメガネ」発売 レンズの厚みも目立ちにくい
「電話とトランシーバー」くっつけちゃった! 見たことがない端末が人気のワケCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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