京王電鉄、クレカの「タッチ決済」全駅で利用可能に 11月6日から実証実験

» 2024年10月24日 17時33分 公開
[ITmedia]

 京王電鉄は11月6日から全駅において、タッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)を利用可能とする実証実験を開始する。国内外からの旅行者などを利用者に想定し、乗客の利便性向上を図りたい考えだ。

photo 京王電鉄、全駅でクレジットカードなどのタッチ決済を可能にする実証実験(公式Webサイトより引用)

 タッチ決済対応のカードのほか、カードを設定したスマートフォンを改札機にかざすことで、普通旅客運賃(10円単位運賃)での乗車が可能となる。利用者には京王沿線の在住者のほか、観光地として人気の高尾山や沿線のレジャー施設を訪れる国内外の旅行客を想定する。

 また、同じく11月6日から「TAMa-GO E チケットサイト」において、「京王線・井の頭線一日乗車券」も発売。3月に発売した「デジタル高尾山きっぷ」に続く、QRコードを使用した電子チケットで、スマートフォンに表示されたQRコードを改札機の専用リーダーにかざすことで利用できる。

photo 改札でのタッチ決済・QRコード使用イメージ(ニュースリリースより引用、以下同)

 京王電鉄では2024年3月25日から、タッチ決済対応のカードを利用可能とする実証実験を、一部の駅、及び同社グループの高尾登山電鉄で運行するケーブルカー・リフトで実施していた。

 利用の対象となるのは京王電鉄の全線・全駅(新宿駅、芦花公園駅、中河原駅、京王多摩川駅の臨時改札口を除く)。

photo タッチ決済の利用履歴は、「Q-move サイト」において確認できるという

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR