「中国車はあぶない」のイメージ覆せるか BYD、長澤まさみCM起用の効果は?社長に聞いた(4/4 ページ)

» 2024年10月25日 05時00分 公開
[熊谷ショウコITmedia]
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毎年1〜2車種を投入予定、PHEV販売の可能性は?

 日本ではSUVのATTO 3のほか、2023年9月にコンパクト型ハッチバックの「DOLPHIN(ドルフィン)」、2024年6月にセダンの「SEAL(シール)」をそれぞれ発売している。いずれもBEVだ。

左からSEAL(シール)、ATTO 3(アットスリー)、DOLPHIN(ドルフィン)

 受注台数(10月中旬)を見ると、最初に発売したATTO 3が1870台で最も多く、DOLPHINが1000台、SEALが500台を突破しているという。ATTO 3はSUVということもあり、幅広い層に受け入れられているようだ。

 DOLPHINはガジェット好きの人に支持されており、東京都だと補助金を利用すれば300万円を切ることも。SEAL購入者の半数は、セダンタイプ(輸入車や国産のクラウンなど)からの乗り換えだそうだ。

 今後については、毎年1〜2車種の投入を予定。「2025年も1車種は確定、もう1車種についても間に合うように動いている」

 日本でBEV以外を販売する可能性について「BYDは現在PHEV(プラグインハイブリッド)とBEVの二刀流で販売しており、世界で初めて量産型PHEVを販売した会社でもある。現時点では未定だが、将来的には日本でもPHEVの販売を検討する方向で本社ともディスカッションをしている」という。今後の展開に注目したい。

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