ダイソーの店内に足を踏み入れたことがある人は多いと思うが、とにかく商品が多い。衣料品もあれば、文具もあれば、ギフトもある。このほかにもさまざまな商品が並んでいて、新商品は月に1200アイテムほどになる。
プチブロックのバイヤーもさまざまなアイテムを担当しているので「ファンはどういったモノを欲しいと思っているのか」「ブランド価値をどのようにして伝えればいいのか」など、もやもやしていた。こうした課題を抱えていた中で、ダイソーはどのような手を打ったのか。ファンコミュニティの活用である。
ファンコミュニティとは、特定の商品やサービスなどを愛するファン集団のこと。ファン同士またはファンと企業の交流などが行われ、企業が一方的に情報を発信するだけでなく、ファンからも発信できるケースが多い。
では、プチブロックの場合、ファンはどのような「動き」をしていたのか。SNSを見ると、ファンと思われる人たちがオリジナル作品の画像をたくさんアップしている。担当者としては、熱いファンにコメントを送りたい気持ちがあるものの、社内ルールとしてそれはNG。
ということで、ネット上にアップされている画像を見たり、ファン同士の会話を読んだりするだけだったが、このままではいけないということで公式の「ファンコミュニティ」サイトを立ち上げたのだ。2023年12月のことである。
「47都道府県ピンバッジ」が人気 なぜ「群馬県」が断トツに売れたのか
『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』――最も高い家に住んでいるのは? 査定してみたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング