おにぎりの「ぼんご」が認めた「こんが」1日2500個を販売、それでも「なかなか儲からない」理由は?利益よりも伝えたいこと(1/5 ページ)

» 2024年10月28日 06時00分 公開
[小林香織ITmedia]

 「おにぎりブーム」の火付け役と言われる東京・大塚の「おにぎりぼんご」(以下、ぼんご)。ご飯を握らないふっくら食感とご飯の上にまではみ出る具材たっぷりのおにぎりを、できたての温かい状態で提供するスタイルで人気を博してきた(関連記事)。

おにぎりぼんごの女将・右近由美子氏(筆者撮影)

 テレビなどでも紹介されたことから女将の右近由美子氏も広く知られており、その明朗快活なキャラクターで親しまれているようだ。

 ぼんごでは「おにぎり屋を開きたい」という熱量のある弟子を受け入れており、店で修行した人がおにぎり専門店を開店することもある。そんな背景から「ぼんご系おにぎり」店が増えているが、中には修行をせず、ぼんごに似せたおにぎりを提供する店もあるとか。

ぼんごが唯一、出店を認めた「おにぎり こんが」は2021年11月にオープン(FBIホールディングス社提供、以下同)
ぼんご直伝のおにぎりで大人気となっている

 そんな中、2021年11月に蒲田に1号店をオープンした「おにぎり こんが」(以下、こんが)は、ぼんごが唯一出店を認めたおにぎり屋だという。その後、赤坂と羽田空港にも出店し、10月28日には鎌倉店がオープンした。羽田空港では1日2000〜2500個を販売するなど大盛況だ。

 こんがを運営するFBIホールディングス社(横浜市)の代表 合田正伸氏に、こんがのビジネス戦略を聞いた。

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