生成AIを使用している人事担当者は76.2%──。生成AI導入支援サービスを提供するプロリク(東京都港区)が人事担当者1234人を対象に実施した「人事業務の生成AI利用に関する実態調査」で分かった。「利用していない」と回答した人は23.8%だった。
業種別の生成AI利用率について最も多かったのは「IT・インターネット業界」(92.7%)だった。「コンサルティング業界」(84.6%)、「教育・官公庁関連」(74.0%)が続いている。知識集約型産業でのAI導入が進む一方で、「物流・倉庫」では47.5%にとどまった。
業務別の生成AIの利用率については「採用業務」(88.8%)が最も多かった。次いで「研修・人材開発」(18.3%)、「人事評価・パフォーマンス管理」(13.8%)となった。
生成AI利用の課題を挙げると、1位が「思ったような精度やアウトプットの品質が得られない」(32.2%)、2位が「プロンプトを書くノウハウがない」(29.0%)、3位が「主導して推進できる人材が不足している」(26.2x%)だった。
回答者の属性は「現職の所属従業員数1001人以上の大規模企業在籍者」が26.7%、「101〜500人規模の企業在籍者」が26.1%、「31〜100人規模の企業在籍者」が20.7%、「501〜1000人規模の企業在籍者」が15.6%、「1〜30人の小規模企業在籍者」が10.9%。調査期間は10月22〜23日。
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