2020年に発売した当時の価格は980円。約3万点を売り出したところ、コロナ禍による室内需要の増加や、“密”を防げるとの理由による「アウトドアブーム」も追い風となり、順調に売れたという。
そこで翌2021年には5万点強に増産したが、想定以上の売れ行きで完売が続出したという。2022年には約12万点に増産した。さらに「より脱ぎ履きがしやすいものが欲しい」という声を受けて、この年からは「ルームシューズ」も発売し、11万点を売り上げた。
2023年も、ルームブーツは約13万点、ルームシューズは約14万点と安定して推移。「SNSでも『温かそう』『温かい』といった反響が多いです。『もっと温かくしてほしい』という声はまだ頂いていませんので、温かさに一定の評価はいただいていると思います」と担当者は話す。
購買層の男女比を見ると、ルームブーツは男性54%・女性44%、ルームシューズが男性が49%・女性が51%とおおむね均等に。世代別で見ても幅広く売れているという。
2022年からはお客の要望を受け、チェック柄などデザインのバリエーションを増やした。しかし、「当初から販売している無地が売れ筋です」と担当者は話す。保温性を前面に押し出しつつ、ベーシックなデザインを中心としたラインアップが、幅広い層に届く要因となっているようだ。
寒さが本格化する中、ワークマンのルームブーツとルームシューズはこの冬、どこまで売り上げを伸ばせるか。
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