「自責思考」が危険な理由を3つ紹介しよう。
それでは、想定事例を使いながら一つ一つ解説していこう。
会議室に10人が集まり、プロジェクトの振り返りが行われていた。
「このプロジェクトが失敗した原因は何だと思う?」
部長がこう問いかけると、新人のAさんは考え込んだ。確かにスケジュール管理は甘かった。しかし予算申請しても課長は聞く耳をもたず、意識の低い契約スタッフにも手を焼いた。そう思いながらも、
「全て私の段取りが悪かったからです、申し訳ございません」
そう答えた。以前から「自責思考を持て」と言われ続け、問題があれば「私が悪い」と言うクセがついていたからだ。すると部長は満足げに、
「他責にしない姿勢は立派だ」
と言い放った。本来なら予算やリソース配分の問題として議論すべきだったのに、Aさんの努力不足で片付けられてしまったのだ。
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