メディア

なぜ「シンプルすぎる」真っ白ケーキを強化？　今年のローソンがDIYケーキを提案する理由（2/2 ページ）

» 2024年12月06日 21時10分公開

定番「ロールケーキ」に5号サイズ

　シンプルショートケーキが好調だったことを受け、同社は「DIYケーキ」を拡充。通常商品の看板メニューに位置付ける「プレミアムロールケーキ」（227円）をベースに、5号サイズ相当の「プレミアムロールケーキ」（2400円）を用意した。こちらは6号サイズのシンプルショートケーキよりも一回り小さいことから、1～2人用としての需要を見込む。

2400円のプレミアムロールケーキ

形は227円のものと同一だ

　同社はこのほか、「プチぜいたく」をテーマにした専門店監修のケーキや「バラエティ」をテーマにした種類の異なる小さなケーキの詰め合わせなどを用意。24日と25日は平日のため、専門店などにケーキを買いに行く余裕がない消費者などもターゲットにし、売り上げ増を図っていく。

　寒さの訪れが遅い影響もあり、消費者のケーキ予約時期が少し後ろにずれ込んでいるという今年のクリスマス。拡充したローソンのDIYケーキは、より幅広い消費者の心をつかめるか。

227円のロールケーキを載せたアレンジも提案

アレンジの一例

「コト消費」商品として訴求する

「物価高×平日」で苦しい今年のクリスマス　ファミマが仕掛けるコスパ・タイパ両立の施策
ファミリーマートは11月8日、クリスマス商戦の説明会を開催した。今年はケーキ、チキン、オードブル、すし、サンドイッチ、お酒など全68種類のメニューを用意。それぞれの予算や過ごし方に合わせて、商品を組み合わせる「アレンジクリスマス」を提案する。
ローソン、数量限定「1万2960円」クリスマスケーキの予約好調　背景にある消費者ニーズとは
ローソンは12月7日、クリスマス関連商品の予約状況を発表した。今年はどういった特徴があるのだろうか。
回転レーンに1000円の豪華ケーキ!?　くら寿司が驚きの新サービスを発表　背景に回転寿司への危機感
くら寿司は、回転レーンでホールケーキなどを運ぶ新サービス「プレゼントシステム」を11月16日から順次導入する。くら寿司の強みである「回転レーンで“リアルに回す”」ことと、ハレの日需要を組み合わせた新サービスとして訴求する。
ローソン、「片手」で食べられるプレミアムロールケーキ発売　高まるタイパ意識に対応
ローソンは6月25日、「ワンハンドなプレミアムロールケーキ」（227円）を発売した。同社の人気商品「プレミアムロールケーキ」シリーズ初となる、外出先でもスプーンを使わずに食べられる商品だ。