忘年会・新年会は「実施しない」4割 理由は?東京商工リサーチ調査

» 2024年12月13日 08時00分 公開
[ITmedia]

 東京商工リサーチは、全国の企業約6500社を対象に「忘・新年会に関するアンケート」を実施した。今シーズン忘・新年会を実施する企業は6割にとどまり、コロナ禍前の水準に戻らなかった。忘・新年会をする理由、しない理由とは――。

忘・新年会をする理由、しない理由とは――。写真はイメージ(ゲッティイメージズ)

「参加に抵抗感を示す従業員が増えた」

 今シーズン、忘・新年会を実施する企業は59.6%(3891社)で、前年(55.9%)を3.7ポイント上回った。

 開催する理由は「従業員の親睦を図るため」が87.1%で最多、「従業員の士気向上のため」が51.1%の順に続いた。

忘年会・新年会の実施率の推移(東京商工リサーチ調べ、以下同)

 実施しない理由は、「開催ニーズが高くない」が65.1%で最多。「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」が36.6%で続いた。

 規模別でみると、中小企業より大企業において、開催ニーズが低い傾向や、従業員の抵抗感が高い傾向が見られた。

 一方、「忘・新年会に関わる費用を削減」を理由に挙げたのは中小企業が18.4%と高かった。

企業規模別の忘年会・新年会の実施率

忘・新年会は「労働時間」になる?

 忘・新年会を実施する企業に、それは労働時間になるかどうか尋ねたところ「労働時間にならない」が90.2%だった。「労働時間になる」と回答した企業は9.7%で1割に届かなかった。

 調査は12月1〜9日、企業を対象にインターネットで実施し6529社から回答を得た。

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