「オーケー」が大阪に上陸、開店前に“300人行列”の熱気 社長「競合より高ければ値下げ」の気迫「粉もん」総菜を展開(3/4 ページ)

» 2024年12月19日 06時00分 公開

まずは大阪・兵庫に的を絞る

 物流面では、高井田店のオープンに向けて商品群や温度帯ごとに取引先の物流網を整備。まずは関西エリアで店舗数を増やすことを優先し、出店の進ちょくに応じて物流体制の見直しを検討するとしている。

 人材面では、2024年から関西で正社員の中途採用を開始し、採用した人材は、春頃から関東の店舗で研修を実施。高井田店のオープンとともに関西に戻すという育成プログラムを展開した。パートタイマーについても、多くの応募があるという。

photo セルフレジも導入

 2025年1月には兵庫県の西宮に2号店をオープンする。今後は、大阪と兵庫を中心に出店するドミナント戦略を展開し、関西圏での店舗網を拡大していく考えだ。京都や滋賀など他のエリアについても、条件の合う物件があれば検討していく。

 また、高井田店の5階には事務所を設置し、オーケーの大阪における本社拠点として位置付け、関西での店舗展開を支える体制を整えた。

photo オーケーの二宮涼太郎社長(画像はオーケー提供)

 店舗の出店形態は、高井田店のように土地を取得して出店する場合と、商業施設内にテナントとして入る場合の両方を検討している。「スーパーマーケットとしては幅広い出店形態を持っている。関西においても、あらゆる形で店舗を増やしていきたい」(二宮社長)

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