こだわりの強さゆえ、開発は通常の倍以上の時間がかかるそうだが、その分、満足度の高い商品を世に送り出すことができていると小谷田氏。売れ行きは想定以上だという。
販売数は、約2カ月間の販売で「北海道とうきびご飯」(150円前後)が8.1万個、「家系ラーメンの〆ご飯 味濃いめ」(150円前後)が5.4万個、「広島お好み焼きおにぎり」(170円前後)が5.2万個となる。2024年12月から販売中の「四国 鯛めしおにぎり」(170円前後)は約2.7万個(12月25日時点)が売れており、累計は約21万4千個にのぼる。好調な理由を両社は、どう分析しているのか。
「まず、ミツハシさんの商品力が大きいと思います。その前提があり、私たちも遠慮せずに意見を伝えるなど互いに妥協のない商品づくりをしています。消費者にもそれが伝わっているのではないでしょうか」(地球の歩き方 半田氏)
「最も大きな要素は、『地球の歩き方』のブランド力だと思います。今回、通常のおにぎりと異なり、売り場で目を引くオリジナルのパッケージを採用しており、商品の品質が保証されている印象を与えられたことが購買意欲を高めたのだろうと。ただ、定番と攻めたものを比較すると後者のほうが売れ行きが鈍く、ここは難しさを感じています」(ミツハシ 小谷田氏)
全ての商品で計画値よりも良い売り上げとなっているが、味を想像しにくい「家系ラーメンの〆ご飯 味濃いめ」と「広島お好み焼きおにぎり」よりも、想像しやすい「北海道とうきびご飯」と「四国 鯛めしおにぎり」のほうが売れ行きが良いという。
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