入社後ギャップを感じたことがある人に、入社前の企業調べの段階で事前に防げたギャップだったと思うか聞いたところ、「そう思う」が42%(そう思う8%、どちらかと言うとそう思う34%の合計)だった。
一方、「そう思わない」が52%(そう思わない24%、どちらかと言えばそう思わない28%の合計)となり、半数以上が事前にギャップを防ぐことの難しさを感じていることが分かった。
回答者からは「人事制度の細かいところまでは入社前に教えてもらえなかったから」(20代女性)、「入社後に暗黙のルールが多数あることを知った」(30代女性)、「残業時間や職場の雰囲気などは部署によってばらつきがあり、事前の調べでは分からないから」(20代女性)などの声が聞かれた。
事前にもう少しチェックすべきだったと思うもの1位は「社員面談」(全体39%)、2位は「求人サイト」と「口コミサイト」(同34%)、3位は「職場見学」(同33%)だった。
入社後ギャップを感じたことがある人に、ギャップが原因で転職したことはあるのか。34%が「転職したことがある」、33%が「転職はしていないが、転職活動をしたことはある」と回答。ギャップは転職も考慮に入れるきっかけになり得るようだ。
ギャップがきっかけで転職を考えた人にとって、その原因になった一番のギャップポイントは何か。最多は「職場の雰囲気」と「仕事内容」(全体34%)、以降「給与」(同33%)、「仕事量」(24%)が続いた。
ギャップが原因で転職活動をして実際に「転職したことがある」「転職はしていないが、転職活動をしたことはある」と回答した方に伺います。転職を考える原因になった一番のギャップポイントは何ですか?(複数回答可/男女別)具体的なギャップポイントについて「社内の人間関係がとても悪くネガティブな噂話ばかり聞こえてきて、もっと前向きに働きたいと思った」(30代女性)、「入社時に聞いていた仕事内容とは違う業務のほうが多く、自分のやりたいこととの乖離があった」(20代女性)、「賞与の支給額が想像以上に少ないときがあり評価制度に疑問を持った」(20代女性)などの声が挙がった。
調査は、エン・ジャパンが運営する転職サイト「AMBI」を利用する39歳以下のユーザーを対象に、インターネットで行った。期間は2024年5月3日〜6月9日、有効回答数は929人。
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