ITエンジニアが最も多い国は「インド」ーー。そのような結果が人材派遣サービスのヒューマンリソシア(東京都新宿区)による調査で明らかになった。日本は何位にランクインしたのか。
世界のITエンジニア数は、データ取得可能な119の国・地域の合計で2994.3万人に達し、前年から6.1%増加した。前回調査における増加率13.3%と比較すると、増加ペースは鈍化したものの、ITエンジニア市場は引き続き成長を続けていることが明らかになった。
地域別に見ると、ITエンジニア数が最も多いのは「アジア・太平洋地域」で、世界の42.5%を占める結果に。前年比では81.4万人増加し、増加率は7.2%に上った。また、占有率においても2020年調査時から4.5ポイント増加し、存在感が高まっている。
国別では、ITエンジニア数1位は「インド」となり493.2万人に達した。インドは前年比で42.4万人増加し、増加率は9.4%と急速な拡大を見せている。2位は「米国」で454.1万人、前年比では2.0%増となった。3位は「中国」で推計350.7万人、前年比9.7%増となった。1位の「インド」と3位の「中国」の2カ国で、前年増加数の世界計165.0万人のうち44.4%を占める結果となった。
次いで4位は「日本」となり、2020年の調査開始以来、4位のポジションを維持する結果に。しかし、日本のITエンジニア数は144.0万人と前年から横ばいで推移。増加数では88カ国中62位、増加率では49カ国中41位と低迷していることも明らかになった。一方、5位には130.1万人で「ドイツ」がランクイン。ドイツは前年より11.2万人増加、増加数では4位と、日本に迫る結果となった。
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