職場のストレスが原因で転職を考えたことがある女性は92.3%ーー。そのような結果が、キャリアデザインセンター(東京都港区)が運営する転職サイト「女の転職type」による調査で明らかになった。ストレスを感じる原因とは?
働く女性のストレスの原因について、1位は「給与・待遇・評価制度」となり56.1%に上った。2位は「人間関係」(45.3%)、3位は「仕事とプライベートの両立」(26.9%)と続いた。そのほか「就業環境が整っていない」「パワハラ」「男尊女卑」「仕事量が少ない」といったコメントが寄せられた。
仕事でのストレスレベルを10段階で尋ねた。その結果、「7〜8」とした人が最も多く36.3%だった。「9〜10」(24.7%)、「5〜6」(17.9%)と続き、半数以上が強いストレスを感じていると明らかになった。
ストレスを感じる相手で最も多い回答は「上司」で61.0%に上った。次いで「同僚」(39.9%)、「自分自身」(18.8%)という結果に。その他では「会社の経営陣」「まったく仕事をしない上席社員」「社長」などを挙げる人が多く見られ、上司を含む組織の上層部や会社そのものにストレスを感じている人が多いことが分かった。
社員のストレス軽減のために職場で行われている取り組みでは「ストレスチェックの実施」が41.7%で最も多い結果に。一方で「特にない」も34.5%と2番目に多く、社員のストレス軽減のための対策が行われている企業が少ないことが分かった。
ストレスを感じた時の対処法について、1位は「おいしいものを食べる」(65.0%)だった。「睡眠をとる」(48.9%)、「家族や友人に話す」(48.4%)が上位となった。一方で「専門機関に相談する」「上司に相談する」とした人はどちらも3%台と低い結果に。根本的な解決策を取るよりも自分自身がリフレッシュする方法を選択する人の方が多いことが明らかになった。
調査は2024年12月10〜22日にインターネットで実施。女の転職type会員324人から回答を得た。
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