国内での好調を受け、海外展開も始まった。韓国と台湾では製品の特徴を丁寧に伝えることで、調理道具にこだわる層から支持を得るなど滑り出しは好調だ。
2025年春からは、グリル文化が主流の米国での販売も開始する。「米国ではホットプレート自体の浸透度は高くない。バルミューダというブランドの認知度を高めながら、製品に込めた価値を伝えていきたい」と秦泉寺氏は意気込む。
バルミューダでは製品を開発する際、利便性やスペックだけでなく、それ以上に使用時の驚きやワクワク感を含め、生活をより良くすることを重視している。今回のザ・プレートは、「その思想を表現できた製品」だと秦泉寺氏は手応えを語る。
米国ではブランドの認知度がまだ浸透していないなかで、バルミューダが掲げる「体験価値」をどこまで届けられるのか。長く愛される製品として、その“熱”を保ち続けられるかが試される。
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