なぜコナズ珈琲は3時間待ちでも人気なのか?  “店づくり”の秘密に迫る(1/5 ページ)

» 2025年02月25日 06時00分 公開
[小林香織ITmedia]

 「いちばん近いハワイ」をコンセプトに掲げるハワイアン カフェ・レストラン「コナズ珈琲」の快進撃が続いている。

ハワイアン カフェ・レストラン「コナズ珈琲」は好調が続いている(写真は八千代緑が丘店、KONA’S提供)

 トリドールホールディングスから分社化したKONA’S(東京都渋谷区)が同事業を運営しており、2013年12月に1号店の「コナズ珈琲 ふじみ野店」(埼玉県ふじみ野市)がオープン。その後も順調に店舗数を増やし、全国に45店舗を展開する(2025年2月下旬時点)。

 2025年3月期 第2四半期の決算では、売り上げが前期比で12億2600万円増、事業利益も2億5800万円増となり、増収増益となった。

取材に対応したKONA’Sの阿部和剛社長(筆者撮影)
2024年10月にオープンした板橋店の店内(筆者撮影)

 どの店舗も行列ができる人気ぶりで、時に3時間待ちになることも。一番の特徴は“圧倒的なハワイ空間”で、外観や内装にこだわりがうかがえる。パンケーキやロコモコなど定番のハワイメニューも多く取りそろえる。

全店で一番人気のメニュー「ストロベリー&バナナホイップパンケーキ」(1749円、KONA’S提供、以下同)

 メイン顧客は30代以上の女性だが、最近では女子高生など10〜20代も増えているという。2024年10月にオープンした板橋店を訪れ、KONA’Sの社長 阿部和剛氏に「業績好調の理由」を聞いた。

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