「面接でほめられると、その会社の志望度が高まる」2026年卒の学生は9割超――就職支援事業を手掛けるジェイック(東京都千代田区)が、そんな調査結果を発表した。学生が企業から褒められると“うれしい”ポイントとは。
「面接で褒められるとうれしいポイント」は、誠実さや協調性、リーダーシップといった「人柄の魅力」が85.3%と最多に。「人生観・価値観」(54.6%)、授業や部活、サークル活動といった「学校内の活動で得た知識・経験・スキル」(25.2%)が続いている。
アルバイトやインターンシップといった「学校外の活動で得た知識・経験・スキル」は18.1%、「ビジネスマナー」は13.9%となった。TOEICなどの「保有資格」は2.1%にとどまっている。
褒められて実際にうれしかったエピソードとして、「人事の方に『一緒に働きたい』と言ってもらえた」「自分の価値観、考え方を話したときに共感してもらえた」「逆質問に対して、良い質問だと言われた」といった経験が寄せられている。
面接で褒められると、その会社の志望度が「高まると思う」とした学生は53.3%に上った。「やや高まると思う」(37.0%)と合わせると、9割以上に上っている。
ジェイックで新卒採用支援に携わる佐藤裕康氏(FutureFinderメディア事業部長)は「採用面接は、学生の志望度を高めるためにも重要な機会となる」と指摘。その上で、調査結果について「実際に若手人材の採用を成功させている企業は、応募者の人柄や強みを称賛するアプローチを行っている。学生を積極的に評価し、ポジティブなコミュニケーションを取ることは、採用活動において効果的だ」とコメントしている。
調査は2024年10月23日〜2025年1月20日、就職支援サイト「FutureFinder」に登録した2026年卒の学生を対象に実施。238件の回答を得た。
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