コロナ禍の収束を経て、多くの企業で出社回帰が進んでいる。そのような中、IT技術者は「フル出社」と「完全リモート」どちらを希望しているのか。アイムファクトリー(東京都港区)が調査を実施した。
働き方のスタイルについて、最も多い回答は「フル出社(全日オフィス勤務)」となり39.5%に上った。「週1〜2回出社のハイブリッド勤務」(27.0%)、「週3〜4回出社のハイブリッド勤務」(19.0%)と続き、「完全リモートワーク(フルリモート)」は14.5%にとどまった。
希望する働き方については「完全リモートワーク」が最も多く22.5%。また、「完全フル出社」もほぼ同率の22.0%に上り、「完全リモート」と「フル出社」で回答が二分する結果となった。一方で、月に数回以上のリモートワークを希望する回答を含めると、78%がリモートワークを希望していることが明らかに。リモートワークへのニーズの高さも伺える。
リモートワークをする際に求める企業からのサポートについては、「在宅勤務手当(光熱費や通信費の補助)」が最も多く61.9%に上った。次いで、「作業用デバイスの支給(PC/モニターなど)」(42.6%)、「通信費の全額補助」(32.3%)という結果に。
その他、「環境整備のアドバイスや支援」(28.4%)、「コミュニケーションツールの充実」(25.2%)といった回答も見られた。在宅勤務に伴うコスト負担の軽減や、スムーズに業務を進めるためのツール・サポートの充実が求められていると明らかになった。
調査は2024年11月21〜22日にインターネットで実施。IT技術者(会社員)200人から回答を得た。
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