どのタイプのトレンドでも、移動ロボットやピッキングロボットは欠かすことができません。注文に応じて、ロボットが倉庫内を自動で移動し、商品の棚から必要なアイテムを取り出し、梱包し、配送や受け渡しの準備をおこないます。これにより、従業員が手作業で商品を探す時間が大幅に削減され、受け取りの待ち時間が短縮されます。
新しい小売トレンドにロボットを用いた取り組みはすでに続々と始まっています。小売におけるこのような取り組みは、米国などの諸外国のほうが先行している印象です。ザラは2018年にBOPISを実現するための自動倉庫を導入し、アマゾンはダークストアを、ウォルマートはMFCをロボットも使いながら構築しているのです。
もちろん、日本でもトライは始まっています。KDDIは2022年に無人店舗の運営にロボットを導入し、実験を進めています。この無人店舗では、デリバリーアプリから注文が入ると、ロボットが商品のピッキングから袋詰めまでを完全自動化で実施しています。バックヤードを含めて50平米という小型のスペースで、デリバリーとテークアウトの両方に対応できるようになっています。
このようなテクノロジーの発展により、省人化・コスト削減だけではなく、最短10分で商品を受け取れるなどユーザー側にもメリットの大きいサービスも増えてきています。
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