それでは、この先どうなっていくのでしょうか。
当然、ロボットがピックする商品を決めるためには、注文や在庫などに関するシステムとの連動が必要になります。さらに未来を見据えると、注文されたものだけではなく、過去の履歴などにもとづいて注文されそうなものを先読みし、事前に発送の準備をすることもできるようになるかもしれません。また、注文状況によって棚の管理場所なども自動的に調整されるようになってくるでしょう。
ここまで来ると、多くのシステムやロボット同士が連携し、店舗自体が情報化されたひとつのロボットシステムのように振る舞う「まるごとロボット店舗」というような存在になります。高度な予測と配送の最適化により、注文する前に、欲しいものが手元にある、そんなシーンが当たり前になるかもしれません。
ロボット開発者
早稲田大学理工学部、大阪大学医学部での教員を経て、パナソニック(現・パナソニックホールディングス)入社。ロボットの要素技術開発から事業化までの責任者のほか、グループ全体の戦略構築も行う。大阪工業大学客員教授など複数の大学での教育活動、日本機械学会・日本ロボット学会などの学会活動、経済産業省・業界団体の委員なども積極的に実施。文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、ロボット大賞(経済産業大臣賞)、Forbes JAPAN NEXT 100など国内外での受賞多数。ロボットに関する発信や講演活動も展開中。
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