アジャイル開発を進める上で重視していることについては、「顧客ニーズに応じた優先順位の決定」(40.0%)が最多となり、「状況の見える化」(37.5%)、「チーム内外の連携」(25.5%)が続いた。
ここからは、ウォーターフォール型開発を採用している人に尋ねた結果を紹介する。今後アジャイル開発を導入するかについては、「導入予定はない」(39.5%)が最多となり、「ハイブリッド開発を検討中」(30.5%)が続いた。一方で、「アジャイル開発を検討中」と回答した人は9.5%にとどまった。
また、アジャイル開発を導入しない理由については、「知識・スキル不足」(30.0%)が最も多く、次いで「サービスやプロダクトがアジャイル開発に不向き」(27.5%)、「チーム構造や組織文化が適していない」(20.0%)となった。
今後アジャイル開発を導入する場合に期待する効果については、「要求や仕様変更への柔軟・迅速な対応」(36.0%)が最も多く、「市場投入の加速」(24.0%)、「プロジェクトのリスク低減」(23.5%)と続いた。
アジャイル開発の導入を進めるために必要だと感じることについては、「アジャイル開発の教育・トレーニングの実施」(46.0%)が、2位「成功事例の共有」(25.0%)との差を大きく広げ1位となった。
また、「必要なことが分からない」も24.5%おり、アジャイル開発に関するノウハウや情報不足が障壁となっており、導入が進まない一因と考えられる。
調査は、製造業・情報通信業に従事するシステムエンジニア400人を対象にインターネットで実施した。調査期間は、2月14〜15日。
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