万博のブロンズパートナー(協賛企業や団体に与えられる称号)であるミズノは、シューズのほかにアパレルやゴルフアイテムなど、多数の万博公式ライセンス商品を販売している。全体的に、シンプルというよりミャクミャクを前面に押し出したデザインが目立つ。
中でもスニーカーにおけるミャクミャクの存在感はバツグンだ。万人受けする無難なデザインではなく、万博を思いきり楽しみたいというコアなファンに向けて開発したという。
ミズノ史上最高の高反発ソール素材「ミズノエナジー」を使った凹凸感のあるソールが特徴で、ミャクミャクを忠実に再現したデザインだ。
ミャクミャクスニーカーのモデルとなったのは、ミズノエナジー搭載のコンセプトモデルとして、2020年に限定発売した「THE MIZUNO ENERZY(ザ・ミズノエナジー)(ランニング)」(2万7500円、完売)だ。
「ミズノエナジーは、『反発性』に関する知見を結集した新素材として2020年に誕生しました。当社最高の高反発素材であることを視覚的に伝える目的で、あえてインパクトのあるデザインを採用しました。時を経て万博商品を企画するにあたり、同商品がミャクミャクとマッチしそうだと社内から声があがったんです」
「これをミャクミャクカラーにして目玉を付けたらおもしろいよね」というアイデアが採用され、ド派手なミャクミャクスニーカーが完成したという。
「ミズノエナジーには、反発性ややわらかさが異なる3種類(ベーシック、軽量、高反発)があり、同製品には最上級のミズノエナジーコア(高反発)を使用しています。ランニング用とはうたっていないものの、同等の機能を備えています」
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