ローソンが2023年より実施している「盛りすぎチャレンジ」が好調だ。同社では近年、「ボリューム感」や「お得感」を打ち出した新商品を多く手掛けている。その中でも、こちらは既存商品のうちいくつかを期間限定で「価格はそのまま、重量や具材などを増量」する、消費者にはうれしいキャンペーンとなっている。
これまでに4回実施し、キャンペーン期間中は1店舗当たりの平均客数が前年対比で約5%増加。同社が実施した他の施策と比較して、最も高い増加率を記録している。
6月3日からは、第5回「盛りすぎチャレンジ」キャンペーンの開催を予定している。では、なぜ価格を据え置いたまま増量する企画を考えたのだろうか。物価高で原材料が高騰する中、ローソンが本キャンペーンを推進する理由とは。同社理事執行役員で商品本部統括部長の友永伸宏さんに話を聞いた。
数年前から続く物価高騰により、コンビニ各社では、さまざまな工夫を凝らした商品開発やキャンペーンを実施している。そんな中、ローソンはお得感だけでなく、商品を見たときに「なんとなくワクワクする」「誰かに共有したい」と思えるような感覚を届けたいと考えていた。
「物価高で世の中がどんよりムードになる中、少しでも日常の中で幸せや喜びを感じてもらえる商品を届けたいと考えた。周囲との会話のきっかけになるような商品をつくれないかと検討していた」(友永さん)
そこで始まったのが、「価格はそのまま、重さは47%アップ」という今回のキャンペーンだ。47という数字には、全国47都道府県すべての人に、お得さや楽しさを届けたいという思いが込められている。
一部を除く全国のローソン店舗にて、2023年2月に第1回(全12品)、2024年2月に第2回(全19品)、2024年6月に第3回(全11品)、2025年2月に第4回(全31品)を実施。6月3日から30日までの約4週間にわたり、第5回(全41品)のキャンペーンを予定している。
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
「イオンモール」10年後はどうなる? 空き店舗が増える中で、気になる「3つ」の新モール
バルミューダの「高級ホットプレート」なぜ人気? 発売1年で4万5000台突破のワケ
360度くるくる回せる「焼き鳥器」が人気 開発のきっかけは、行きつけ店の閉店Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング