「長時間労働では育児ができない」 職場環境が与えるプラスとマイナス（1/2 ページ）

[カワブチカズキ，ITmedia]

　現代の男性は、仕事と育児のバランスをどう捉えているのか。転職サービス「withwork」を運営するXTalent（東京都港区）が調査したところ、7割近い男性が「仕事と育児を両立したい」と考えていることが分かった。

男性が描く仕事と育児の理想的なバランスとは（画像はイメージ、提供：写真AC）

　理想の父親像は「子どもの意思を尊重し、対話を大切にする」（79.9％）がトップ。以下「子どもと向き合い、共に学び成長する」（75.4％）、「パートナーと対等に家事や育児に関わる」（70.1％）と続いた。

　従来の家父長制を思わせる「家長としての威厳・権威を示している」（8.3％）や「子どもに弱さを見せない、強い存在である」（4.5％）と答えた人は少なかった。

理想の父親像は（出所：プレスリリース、以下同）

　仕事と子育ての理想としては、「仕事と育児を両立したい」（69.7％）が最多だった。年代・役職別で見ると「可能なら仕事を一旦中断してでも子育てに専念したい」と答えたのは、若くなるほど多い傾向がうかがえた。一方、リーダー層（主任、課長、係長）の95.6％が、育児への深い関与や両立を理想とし、役職別では最も高い数値だった。

仕事と子育てのバランスについて

年代別

役職別