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フリーランス「メンタル不調」になった理由 2位「将来への不安」、1位は?テックビズ調べ(1/2 ページ)

» 2025年06月24日 17時33分 公開
[小松恋ITmedia]

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 フリーランスの58%が直近1年でメンタル不調を経験している。ITフリーランス向けのマッチングサービスを運営するテックビズ(東京都渋谷区)が実施した「フリーランスのメンタルヘルスに関する実態調査」で分かった。

フリーランスのメンタルヘルスに関する実態調査を実施

メンタル不調の原因3位「仕事量の変動」、2位「将来への不安」 1位は?

 メンタル不調の兆しについては、「漠然とした不安感や焦り」(24.0%)、「やる気の低下」(23.8%)といった心理的な不調が挙げられた。

 その不調な原因については「収入の不安定さ」(53.8%)が最も多く、「将来への不安」(49.0%)、「仕事量の変動」(32.4%)が続いた。フリーランスは柔軟で自由な働き方ができる一方、安定性やセーフティネットの不足が、心身に悪影響を及ぼしている実態が浮き彫りとなった。

直近1年でメンタル不調の兆しを感じたかについて

 フリーランスになってから「休日の概念がなくなった」と感じている人は全体の60.4%。内訳は(休日の概念がなくなったと)「感じる」が33.2%、「やや感じる」が27.2%だった。

 その理由は「仕事とプライベートの境界が曖昧(あいまい)」(59.6%)が最多。「必要に応じて対応する必要がある」(41.1%)、「収入が不安定で働かないと不安」(38.1%)が続いている。

フリーランスになってから「休日の概念がなくなった」と感じているかについて

 休日にネガティブな感情を抱くかについては、57.2%が「抱いたことがある」と回答。理由については「仕事の機会や収入を逃す焦り」(27.6%)、「やるべき仕事を先延ばしにする後ろめたさ」(19.6%)、「休んでいる事の罪悪感」(13.8%)が上位を占めた。

休日にネガティブな感情を抱くかについて

 さらに、約3人に1人(33.6%)が休日にも業務用デジタルデバイスを持ち歩いていて、その理由は「急な仕事にすぐ対応するため」(51.4%)が最も多かった。フリーランスにとって丸1日休むことは難しく、常に仕事を意識せざるを得ない現状が明らかになった。

使う予定がなくても業務用デジタルデバイスを持ち歩くかについて
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