「売れる」は禁句──営業会議で使うと“組織が腐る”言葉の正体「キレイごとナシ」のマネジメント論(1/5 ページ)

» 2025年07月07日 08時00分 公開
[横山信弘ITmedia]

「キレイごとナシ」のマネジメント論

常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。

 「なぜこんなに努力しているのに、売れないんだ」

 「どうして若手が期待通りに育たないんだ。しっかり教育しているつもりなのに」

悩む上司、原因はほんのささいな「言葉づかい」にあるかもしれない(ゲッティイメージズ、以下同)

 80年以上の歴史を持つ製造業の会社。社員800人、継続的な引き合いがある優良企業である。しかし外部環境の変化により、これまでの受け身営業では限界が見えてきた。

 営業部長が奮起し、組織改革に乗り出したものの、なかなか成果が出ない。そんな状況で私が営業会議に参加したとき、すぐに気づいたのは言葉の使い方だった。言葉は人の思考プログラムを作る。食事が体を作るように、言葉が考え方や価値観を作るのだ。

 そこで今回は、言葉づかいを変えるだけで組織を変革する方法について解説する。部下がなかなか成長しないと感じているマネジャーは、ぜひ最後まで読んでもらいたい。

著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)

企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。


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