現在、サビカラで歌える曲は700曲以上。毎月20曲ほどのペースで新しい曲を追加しており、今後もどんどん増やしていくという。1曲の長さは平均で30〜40秒ほどだが、人気1位のaiko「カブトムシ」は1分24秒もある。実は、こうした“ちょっと長めの曲”も意外と人気だ。
CDを買って1曲を何度も聴き込んでいた時代は過ぎ、今ではサブスクやSNSで「聴きたい部分だけ」をつまんで楽しむのが当たり前になってきた。それでも、カラオケでフル尺を歌う魅力がなくなったわけではない。新曲をしっかり練習して、きちんと歌い上げたいという人も、まだまだたくさんいる。
そんな中、サビカラはタイパ重視のニーズにぴったり合った、新しい楽しみ方として広がっている。ただし、「短く済ませたい」と思って始めたのに、結局は時間を忘れて楽しんでしまう人も少なくないという。
サービスを提供する側に求められるのは、歌いたい気持ちを自然に引き出しながら、うまく盛り上げていく工夫である。利用者のテンションをコントロールする“サビの魔法使い”のような発想や技術がカギになりそうだ。
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