“令和の米騒動”再び? ホテルの朝食にも増える「ビーフン」人気の裏側スピン経済の歩き方(2/7 ページ)

» 2025年08月06日 08時58分 公開
[窪田順生ITmedia]

「現状打破」のヒントは

 暗い話にうなだれてしまう人もいるだろうが、ビジネスパーソンならば下ばかり向いていても仕方がない。「ピンチをチャンスに」ではないが、こういう逆境でもたくましく成長している分野に学び、「現状打破」のヒントを見つけていくべきだ。

 例えば、「ビーフン市場」からは日本経済の状況と課題がこれ以上ないほどよく分かる。

 中華料理や東南アジア料理の定番食材として出てくるイメージのあるビーフンが、なぜかここにきて非常に需要が高まっている。

 それが分かるのが輸入量だ。ビーフンはインディカ米の米粉で製造される「麺」ということもあり、ほとんどが輸入品だが、近年は輸入量が増加傾向にある。

 財務省の通関統計によれば、2024年1〜12月のビーフンに代表される「コメを主原料にしためん」の輸入量は1万1250トンとなり、過去最多を更新した。2023年の9725トンと比べて115.7%となった。

ビーフン・フォーの輸入量統計(出典:ケンミン食品のプレスリリース、以下同)
ケンミン食品のマスコットキャラクター「ケンミンぼうや」

 この傾向はビーフンといえば誰もが頭に思い浮かぶ「ケンミンの焼ビーフン」のケンミン食品でも、2024年の輸入量は5120トンと過去最多を記録した。

 「ケンミン焼ビーフン」の売り上げも順調に伸びており、過去5年で158%となった。

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